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ここでは、首の凝り(コリ)の原因(病気)や症状をはじめ、
ストレッチ、マッサージ、ツボ、アロマテラピーや、
姿勢・食生活の改善での解消法など解説しています。
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パソコンなどのデスクワークが 長時間に及んだりする(労働性疲労・姿勢が悪い)などで、
肩や首の筋肉が疲労して血行不良が起こります。 これが原因で首のこりが出るようになります。
入浴時にぬるめのお湯でよく温まったり、 運動を定期的に行っていると一過性の首のこりは解消することが多いです。
⇒首のこりの原因 |
首にこりが出ているということは血流が悪くなっているということです。 首の周りには非常に大切な血管が通っています。 「椎骨動脈」という血管で、脳へ血液を送りこんでいる非常に重要な血管です。
血液は酸素や食事からとった栄養素を乗せて、体のいろんな部位へ分配しています。
それが脳に運ばれづらくなっているのですから、 様々な不調が出るようになるのは当然です。
首のこりがひどくなると、以下のような症状が頻発するようになります。
頭痛、めまい、抜け毛、眼精疲労、胃痛、耳鳴り、冷え、吐き気、胸が苦しい、 いらいら感、胸やけ、乾燥などの肌トラブル、だるさ、慢性的な疲労など
たかが「首のこり」が、上記のような症状を引き起こすだけでなく、 最終的には脳梗塞などの重大な病気を引き起こしてしまう可能性まで持っています。
⇒首のこりと頭痛などの症状
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首にこりが出ているということは筋肉が緊張して硬くなっているということなんですね。 この状態を改善させてくれるのがストレッチです。
ストレッチは筋肉をほぐしたり、刺激したりすることができる非常に大切な方法です。
首のストレッチだと自宅でも職場でも好きな時にできますから、 違和感を感じたら是非行ってみてください。
◆首のこりを解消するストレッチ
@イスに座ってどちらかの手を後頭部に置きます。 A首を前屈させます。 ※無理に頭を押さないようにしてください。 Bそして首をゆっくりと伸ばしながら深呼吸をします。
⇒ストレッチ |
◆デスクワーク時 パソコンまたは書類との距離を40センチ以上離すようにしてください。 そして目線が20度くらいの角度で下へ向くように、ご自分で調節してください。
イスには深く掛けるようにし、 机に手を置いた時に肘の角度が直角になるくらいが理想的です。 また、背中が丸くならないように背筋はピンと伸ばしてください。
頭が前へ出ないようにすることが姿勢を崩さないポイントです。
また、座った状態でパソコンを使用する時も 背中が丸まらないことを常に意識してください。
慣れるまでは大変ですが、 姿勢が良くなると太りづらくなるなど良い傾向が出てきます。
⇒姿勢 |
リンパマッサージは、エステなどでも施術してもらうことはできますが、 ご自身でも簡単に行うことができます。
◆首のリンパマッサージのやり方 リンパの流れに沿ってマッサージを行います。
@親指以外の指の腹を使って首のつけ根から肩へ、 やさしく老廃物を流すように摩ります。
A次に肩から鎖骨に向かって摩ってください。 耳たぶの下にリンパ節が集中していますので、ここを押してあげると効果的です。
たったこれだけでリンパの流れが良くなり、首のこりが取れてしまいます。 普段からの小さな積み重ねで首のこりは予防できたり改善することができるのです。
⇒マッサージ |
以下は首のこりに効くツボです。
◆風池(ふうち) 後頭部にある髪の生え際あたりにあるツボです。
◆天柱(てんちゅう) 後頭部の僧帽筋の外側にあるツボです。
◆頸頂点(けいちょうてん)
中指と人指し指の間にあるツボです。
※ツボ押しの注意点 上記で挙げたツボは首のこりに効果的であるとされていますが、 出ている症状に対して関連のあるツボは更に存在します。
また、妊娠中や手術をしたばかりの方、発熱している方など、 ツボ押しをしてはいけない方もおられますから できれば専門家に相談しながら施術してもらうといいと思います。
ツボ押しは一種の筋肉への"刺激"になります。 ほどよい刺激は筋肉のこりを和らげてくれますから、一度試してみるといいでしょう。
ただし痛みを感じるほどに何度もツボ押しを繰り返していると、 逆効果になりますから気をつけてくださいね。
⇒ツボ |
首のこりを解消するという枕は以下の通りです。
たった1日5分寝るだけで肩首が揉まれて スッキリ!揉まれる枕!揉まれる肩・首スッキリピロー
6,648円
鍼灸治療院で作られた特殊形状の枕
5,980円
いき楽枕・頚椎磁気枕「グーストパパ」
10,290円
こういったような枕をはじめ、こりを解消すると言われる枕は 通販などでいろんなメーカーから数えきれないほど販売されています。 低反発枕なども人気のようですね。
それぞれの枕の特徴は詳しく解説してありますから ご自分に合ったものを選んで使えばいいと思います。
⇒枕 |
首にこりが出ているからと言って、 こりだけに対する治療を行ってもいずれ再びこりは生じます。
ですから、あなたの体を構成している骨や細胞、筋肉を健康に保つ為に、 そして首にこりを起こさない為に以下の食べ物を積極的に摂るといいでしょう。
◆関節の動きをよくする食べ物
なめこ、オクラ、納豆、山芋など
◆細胞組織の結びつきを維持、強化する
小豆、そら豆、大豆、豚肉の赤み、牛肉など
◆骨を強くする
ひじき、豆腐、煮干しなど
※ビタミンDを同時に摂るといいでしょう。
◆椎間板を強化する
うなぎ、鶏手羽先、ふかひれなど
これらの食べ物を意識して摂るようにしてください。 もちろんすべての食品をバランス良く摂ることが前提です。
⇒食生活 |
◆筋肉の疲労回復に効果があるアロマ
マージョラム、ペパーミント、ローズマリー
◆乳酸など疲労物質を排出してくれるアロマ
ローズマリー、ジュ二パー、サイプレス
◆鎮静効果があるアロマ
カモミール、ラベンダー、ゼラニウム
アロマテラピーで使われる精油(植物のホルモン)はそれぞれに働きを持っています。
マッサージにプラスアルファされる「香り」の効果は あなたが思っている以上のものを与えてくれます。
しかし、アロマを使う際には気をつけないといけないことが いくつかありますからそれだけは注意してくださいね。
◆アロマ使用時の注意点
・妊娠中は使わない ・肌に直接つけない ・高血圧の方は使用を避ける ・生理中は使用を避ける ・開封したら半年以内で使い切る
精油やランプを色々購入するのも楽しいですし、 マッサージをしてそのまま熟睡してしまうのも気持ちいいでしょう。 首のこりも知らない間に取れていると思います。
また、たまにはアロマのサロンで本格的な施術を受けてみるのも楽しいですよ。
⇒アロマテラピー |
水、血、気が複雑に絡み合って起こるのが筋肉のこりだと考える漢方。 筋肉の状態によって服用する漢方が異なってくるのだそうです。
また、首のこりはストレスなど精神的なことも関係していることがありますから、 これによっても薬を使い分けるそうですよ。
◆首のこりに用いられる漢方 麦門冬湯、六味丸、香蘇散、当帰湯、当帰芍薬散、加味逍遙散、四逆散、四物湯、
葛根湯、桂枝茯苓丸、治打撲一方、葛根加朮附湯、桂枝加朮附湯など
もちろん薬に依存することは好ましくありませんが、 薬を使わなくて済むようになる体質に変わることは非常に好ましいことです。
体調には個人差もありますから、薬剤師さんに相談して あなたに合った薬を調合してもらうといいと思います。
また、漢方による治療を積極的に行っている病院もありますよ。
お近くにあるかもしれませんから、探してみてくださいね。
⇒漢方 |
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